ストレスボールの使い方
手首、手、指を動かすたびに、18もの筋肉が関与していることをご存知ですか? 手は毎日、ハンドルを握る、グラスを持つ、ドアノブを回す、キーボードを打つなど、さまざまな重要な作業を行います。また、物を持ち上げたり、ウエイトを使って運動するときにもサポートの役割を果たします。
ラケットスポーツやゴルフを楽しむ人であれば、これらの筋肉は特に重要です。しかし、不自然な姿勢や悪いフォーム、反復的な動作、関節への負担などにより、これらの筋肉は弱化したり損傷を受けたりすることがあり、重篤な障害や機能障害(例:手根管症候群、腱炎、腱鞘炎、指/手の関節炎)などの原因となることがあります。
ストレスボールを使った簡単な運動を行うことで、けがのリスクを減らし、柔軟性を高め、手首・手・指の筋肉を強化する効果があります。日常的な作業やスポーツでのパフォーマンス向上、手指のリハビリテーションにも効果的です。
運動を行う際に激しい痛みが生じた場合は、常に医療専門家にご相談ください。
ストレスボールの使い方
1. 前後ろに転がす
✦ テーブル上にストレスボールを置きます。
✦ 指を手のひらに向かって丸めながらボールを転がし、3〜5秒間その姿勢を維持します。その後、指を伸ばして3〜5秒間維持します。
✦ 両手で10回繰り返します。
2. 手のひらで押す
✦ ストレスボールを両手のひらの間に挟み、前腕を垂直に保ちます。
✦ 押しつぶすようにして3〜5秒間保持し、その後力を抜きます。
✦ 10回繰り返します。
3. しっかりと握る
✦ パルムにストレスボールを持ってできるだけ強く握ってください。
✦ 3〜5秒間保持し、その後力を抜きます。
✦ 10回繰り返し、1分休憩してから反対の手でも繰り返してください。
4. ピンチグリップ
✦ 親指と指先でストレスボールをつまんでください。
✦ 30〜60秒間保持してください。
✦ 両手で10回繰り返します。
5. 指のグリップ
✦ 一本の指の先端と親指の間にストレスボールを挟んでください。
✦ 押しつぶすようにして3〜5秒間保持し、その後力を抜きます。
✦ 各指で10回ずつ繰り返し、1分休憩してから反対の手でも繰り返してください。
6. 親指押し
✦ 手のひらにストレスボールを置きます。
✦ 薬指に向かって親指で押さえ、3〜5秒間その状態を維持し、その後力を抜きます。
✦ 10回繰り返し、1分休憩してから反対の手でも同じように行います。